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Earl Greyhoundが、本日3月3日に2ndフル・アルバム『Suspicious Package』をここ日本で先行リリースします。Matt Whyte(ヒッピー然とした長髪のギタリスト)、Kamara Thomas(セクシーなアフロの女性ベーシスト)、そしてRicc Sheridan(どっしりとした黒人ドラマー)の3人によって構成されるこの3ピースは、強烈なヴィジュアルからもお分かりいただける通りそれはもう一筋縄ではいかないバンドなのです!まずは2006年にリリースされた1stアルバムの『Soft Targets』より、シングル“SOS”のPVをどうぞ。
■Earl Greyhound“SOS”
こんなかんじで、基本的には男女ツイン・ヴォーカルによるヴィンテージ感のあるハード・ロックを現代のトーンで鳴らすバンドであります。この曲のヒットに後押しされて、デビュー作はけっこうなセールスを記録したものの、その後しばらくバンドは沈黙。約4年のインターヴァルを経て、このたび新作『Suspicious Package』をリリースするに至ります。
本作を手がけているプロデューサーのDave Schiffmanは、かのRick Rubinのもとで長年に渡りエンジニアとして活動していた方で、これまでにRed Hot Chili Peppers、System Of A Down、The Mars Volta、Johnny Cashといったルービン・プロデュースの名作の数々に携わってきた百戦錬磨の職人。近いところではBiffy Clyro『Only Revolutions』のミックスも彼の仕事。本格的にアルバム全体を仕切るようになったのは最近のことのようで、今年に発売されたPriestess『Prior To The Fire』(これも傑作!)にもプロデューサーとしてクレジットされています。
というわけで、とりあえずサウンド・プロダクションは万全。まだほとんど海外のサイトにもインタヴュー等が載っていないため、その他の情報はほとんど得られないのですが、本日アルバムをフライングで購入して聴いてみたところ、とてつもない傑作になっていました。こちらは新作収録曲のスタジオ・ライヴ映像。
■Earl Greyhound“Oya Vaiya”
この楽曲でも顕著ですが、リフを中心にして作られていた印象があった前作から一転し、今回は〈歌〉へのこだわりが尋常ではなく、もともとバンドを特徴づけていた70’sテイストがメロディやコーラスといった面でより明確に打ち出されています。このへんのサイケ回帰は、MGMTやGirlsといった畑のやや違うシーンで活躍するバンドとも重なるようでおもしろいです。かといってEarl Greyhoundの旗印であった重さが失われたかというとそんなこともなく、確かに表面上は地味になったようにも思われますが、しっかり耳を傾けると楽曲のより深い部分にまで沈み込んだヘヴィネスが、どくどくと脈打っているのが分かります。
アルバムの全体を覆うトーンは驚くほど静かでクリア。特に2部構成のプログレチックな作りになっている1曲目の“The Eyes of Cassandra”なんかは、いきなり水面をたゆたう波紋のごとく繊細なアンビエントサウンドで幕を開けるため、1stのような爆音ハード・ロックを期待していると一瞬かけるCDを間違えてしまったのかと思いますが、その後にとてつもない展開が待ち構えており、もはやロックもプログレも超えた〈ワールド・ミュージック〉としか言いようのない広がりを見せてくれます。これはもう、とにかく聴いてもらえば分かるかと。
1,600円というお値打ち価格で発売されている日本盤には、対訳こそついていないものの(歌詞もまた素晴らしいので残念!)、網田有紀子さんによる読み応えのあるライナーノーツと、2曲のボーナストラック(いずれもそう呼ぶには惜しい佳曲)がついています。帯には堂々と〈2010年代を代表する傑作〉と書かれていてちょっとズッこけてしまったのですが、アルバムを聴いたあとで「あながち間違ってないかも……」と思い直してしまいました。そんな1作であります。
現在、MySpaceでは“Oye Vaya”と“Ghost And The Witness”の2曲を試聴することができます。さらにコチラのサイトでは同2曲+既発曲2曲をコンパイルした4曲入りのデジタルEP(ジャケがかっこいい!)を期間限定で無料配信中です。気になる方は、まずこちらをチェックしてみてください!
Earl Greyhound – Official
Earl Greyhound on MySpace
VAA (2010-03-03)
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まず[SoftTargets]から買ってみましたよー。うんうん。いいよ、これは。気に入りましたので新譜購入決定です!いい感じのバンド教えてくれて、ホンットいつもお世話になっちゃって!サンキューです!
『Soft Targets』は発売当初にレコ屋さんで試聴してそのままレジに直行してしまうほどの衝撃だったのですが、新譜はそれ以上に好きです。個人的に。ぜひ手に取ってみてください~。